関税・税金について


貨物の運送料の総額を算定するにあたり、関税、その他税金、港湾手数料、その他の通関の際にかかる費用を考慮に入れることはとても大切です。内容物および仕向国によっては、通関にかかる費用は受取人が受領する製品に支払う価格にも影響をおよぼします。事前に陸揚げ費込み原価を算出し、通知することが可能であれば、荷送人および荷受人の貴重な時間と費用を節約できることが多くあります。


関税およびその他税金
国際貨物は、そのほとんどが仕向国の政府の課す関税およびその他税金の適用を受けます。この関税およびその他税金の目的は、収益創出、国際競争に対する自国産業の保護、もしくはその両方にあります。関税およびその他税金は、通常、品物の通関に先立って支払う必要があります。貨物の関税およびその他税金額の算定基準として次のものが推定されます。

  • 品物の価額
  • 通商協定
  • 製造国
  • 品物の用途
  • 品物の統計品目番号・税率番号(HSコード)

税関当局は、国際航空貨物運送状(FedEx® International Air Waybill)およびコマーシャル・インボイスに記入された申告価額および品目明細に基づき、関税およびその他税金の算定を行います。


付加価値税(VAT)/物品サービス税(GST)
付加価値税とは、品物の価額に対して賦課される間接税の一形式です。シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドおよびカナダなど、国によっては、物品サービス税、すなわちGSTとして認知されています。消費者の支出に対して賦課される税金のため、全額課税できるVAT登録事業がVATの最終コストを負担することはありません。EU加盟各国ではすべての国で付加価値税の適用を受けます。


関税およびその他税金の支払責任
国際貨物に賦課される関税およびその他税金は、荷送人が別途フェデックスに指示しない限り、自動的に荷受人に課されます。荷送人は、通常、フェデックス航空貨物運送状(FedEx International Air Waybill または FedEx® Expanded Service International Air Waybill)を記入する際に、支払者として、荷送人、荷受人または第三者のいずれかを選ぶことができます。荷受人を支払者に指定した場合、仕向国のフェデックスにて、算定された関税およびその他税金について、荷受人にご連絡のうえ集金にお伺いするか、または荷受人宛に請求書を発行し、支払者に代わって当社が立て替えた金額をお支払いいただきます。

但し、ご指定の荷受人または第三者が貨物の受領を拒否された場合には、関税およびその他税金その他の未払費用の一切を、荷送人にお支払いいただくことになります。


関税およびその他税金情報の収集
お客様の貨物にかかる関税およびその他税金情報を確定することは、その品物に関わる税率番号/統計品目番号(HS コード)を特定することです。輸入国の税率番号を検索するには、オンライン関税率データベース(英語)(http://www.worldtariff.com/)をご利用ください。


贈答品に対する関税およびその他税金の免除について
贈答品に関する免税の適用を受けるには、貨物が次の要件に合致している必要があります。

  1. 荷送人および荷受人の双方が個人であること、すなわち、出荷書類上に法人の関与や法人の関与を暗示する記載がないこと
  2. 出荷書類に、品名とその詳細に加えて、ハッキリと「商業用ではない贈答品」と記載する必要があります。
  3. 貨物の合計価額は、税関により定められた所定の額を超過することはできません。

贈答品免税に関する詳細な情報につきましては、フェデックス・カスタマーサービスまでお電話にてお問い合わせください。


申告価額と関税およびその他税金について
税関当局は、関税およびその他税金の算定にあたり、品物の詳細説明とあわせて、貨物の申告価額、すなわち、荷送人によって申告された出荷する品物の価額を用います。したがって、航空貨物運送状およびコマーシャル・インボイスに申告価額を正確に記入することが大変重要となります。関税およびその他税金に関して最も多く見受けられるトラブルのひとつは、不正確な申告価額にあります。貨物の申告価額とは、たとえ非売品であっても(例:繊維見本)貨物の内容品の販売価額または公正な市場価額のことを意味します。この金額は、フェデックスの航空貨物運送状International Air WaybillおよびFedEx Expanded Service International Air Waybill上の「Total Value for Customs (税関への総申告価額)」の欄に記入する必要があり、コマーシャル・インボイス上の金額と一致することが求められます。


一時輸入品について
一時輸入品とは、特定の用途のために輸入され、その後発送国に返送されるか、処分される品物を指します。このような貨物の例として、修理品、見本市用の展示品、および職業用具があげられます。一時輸入のための保税担保(Temporary Import Bonds)は初回の輸入に限り、FedEx International Broker Select Optionを選択することで受託可能となっております。


一時輸入の手続き
一時輸入の貨物を適正に処理するためには、多くの場合、特別な手続きおよび書類作成が求められます。この手続きは、次を含め多くの要素により変動します。

  • 発送元の国および仕向国
  • 品物の分類
  • 品物の価額
  • 品物の原産国(製造国)

一時輸入のための保税担保(TIB)の対象貨物に見られる問題点
一時輸入のための保税担保(TIB)の対象貨物によくある2つの誤りがあります。

  • 出荷書類上で「一時輸入のための保税担保」が必要な旨の記載がない
  • 書面上に品物の輸出または処分についての適正な記載がない。この場合、輸入者は保証金または預け金の権利を喪失し、関税およびその他税金の支払いを求められます。

特別通関におけるフェデックス輸入通関付帯サービスの料金
フェデックスでは、輸入通関付帯サービスをご提供した場合、貨物に追加料金を適用させていただくことがございます。これらのサービスには、輸入する品物に起因し、輸入貨物の通関に要した追加時間や費用が含まれております。これに該当しない場合でも、規制に基づく書類提出のため規制当局より課されるか、または通関業者より課される特別通関手続き費用が適用される場合がございます。これらの諸料金は通知なく変更されることがあり、フェデックス航空貨物運送状(FedEx International Air Waybill)上の指示内容ごとのご請求となります。


スムーズな通関のためのチェックリスト

  1. コマーシャル・インボイス及びその他の通関書類のすべてが、記入洩れなく、正確に、かつ一貫性をもって記入されていることをご確認ください。まず始めに記入すべき出荷書類はコマーシャル・インボイスです。それはその他すべての書類の基礎となる書類であり、国際貨物を通関するために求められる最も一般的な通関書類となります。コマーシャル・インボイスへの記入内容には次の情報が含まれます。
    • 荷送人情報:担当者氏名、会社名、完全な住所、電話番号、事業者登録番号
    • 荷受人情報:担当者氏名、会社名、完全な住所および電話番号
    • 航空貨物運送状(送り状)の番号
    • 製造国:貨物の品物ごとの製造国
    • 正確かつ詳細な貨物の明細、これには以下が含まれます(が、以下に限られません)
      • 品物名
      • 品物の材料
      • 品物の税番・統計品目番号(HSコード)
      • 品物の用途
      • パート番号またはシリアル番号
      • 品物単位あたりの価額および総額
  2. 国際航空貨物運送状(FedEx International Air WaybillまたはFedEx Expanded Service International Air Waybill)上に、必ず、正確な税関用申告価額を記入するようにしてください。